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将棋

第76期名人戦七番勝負 佐藤天彦名人-挑戦者・羽生善治竜王 第4局の4

最新型に誘導 観戦記・関浩

 図は羽生が[後]2六歩と垂らしたところ。まだ午前の戦い。対局開始から2時間とたっていない。

 ところが、対局室の2人は異様だった。どちらも顔を伏せ、記者の入室にもぴくりとも反応しない。手番の佐藤に至っては、体をくの字に折り曲げ、脇息(きょうそく)に顔をうずめて考えている。過去の例や類型に思いを巡らしているのだろう。

 図では四つの応手が考えられる。[後]2七歩成を受ける[先]2八歩、[先]3八銀、[先]3八金。受け…

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