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G7

首脳宣言を採択 米と6カ国、貿易で溝埋まらず

G7サミットで集合写真に応じる各国首脳=2018年6月9日、AP

 【ケベック(カナダ)土屋渓】主要7カ国首脳会議(G7サミット)は9日(日本時間10日)、最大の焦点だった通商問題について「保護主義と闘い続ける」と明記した首脳宣言を採択し、閉幕した。ただ、欧州連合(EU)やカナダに輸入制限措置を発動した米国と、それに反発する各国の溝は埋まらなかった。

     首脳宣言は貿易について昨年と同様に「自由で公正で互恵的な貿易が成長と雇用創出の原動力」と明記。保護主義に対抗することを再確認した。世界貿易機関(WTO)の改善を進め、関税・非関税障壁の削減に務めることを新たに盛り込んだ。

     安全保障分野では北朝鮮に対し、「すべての大量破壊兵器と弾道ミサイルの完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄を求め続ける」とした。

     一方、議長国カナダのトルドー首相は閉幕の記者会見で、米国が安全保障を理由に発動した鉄鋼・アルミニウム製品の輸入制限措置について「(戦争をともに戦ったカナダに対して)侮辱的だ。米大統領にカナダは振り回されない」などと批判した。

     これに対し、トランプ米大統領はツイッターで「不誠実で意気地がない」と非難。「首脳宣言を承認しないように米代表団に指示した」と投稿した。貿易を巡る米国と各国の隔たりが依然として大きいことが浮き彫りとなった。

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