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全仏テニス

初制覇目指す 穂積・二宮組ペアの極意

 女子ダブルスで日本選手同士のペアでは4大大会初の決勝進出を果たした穂積絵莉、二宮真琴組(橋本総業)。第6シードのバルボラ・クレイチコバ、カテリナ・シニアコバ組(チェコ)に挑む10日の決勝を前に、日本ペアの強さを分析した。

     1+1が2以上になるのがダブルスの面白さだ。日本選手はシングルスではパワーで押し切られがちだが、ダブルスは作戦次第で十分に補える。シングルスの世界ランキングは172位の穂積、530位の二宮は、ダブルスの極意を体現した。

    強みは穂積の安定感のあるストローク力と、小柄で俊敏な二宮のネット際での決定力だ。後衛の穂積がストロークで相手を崩し、前衛の二宮がボレーでポイントを重ねる。

     劣勢の場面でも相手の得意なコースを消す位置取りに変えることで、外国選手の球威に押し負ける単調な打ち合いに持ち込ませない試合運びも光った。

     快進撃の要因の一つに、穂積のストローク力の向上がある。

     2月からコーチを務める4大大会で女子ダブルス優勝3回の杉山愛さんは「球への入り方が雑でミスショットが多かったが、打ちやすい位置に入れるように意識することでフットワークが良くなり、質の高い球が打てるようになった」と明かす。指導経験が豊富な杉山さんの母芙沙子(ふさこ)さんのアドバイスにより、ジュニア時代に手先だけでなく体全体で打ち返すショットを身に着けたことも今に生きている。

     穂積は、昨年の全豪オープンでも加藤未唯(ザイマックス)とのペアで4強入りした。当時はサーブが不調だった加藤を穂積が強打でカバー。加藤は優れた対応力で決定打を重ねて応えた。

     今回は穂積のストローク力の成長に加え、二宮もサーブが好調でリターン力もあるため、より作戦の引き出しが増えた。「1人のリターンが良くない時はもう1人がカバーできる。2人ともうまくいかない、ということがない」と杉山さん。4大大会では初めてペアを組んだ2人だが、試合を重ねるごとにコンビネーションの精度が増し、プラスアルファの力を発揮した。【浅妻博之】

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