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我らが少女A

/307 第8章 28=高村薫 田中和枝・挿画監修

 武蔵野の郊外を走り続けるバスは、停留所から停留所へ走っては止まり、また走っては止まり。栂野真弓はずっとケータイに見入ったまま動かず、忍も動かない。主人公の道中に現れる人物やモンスターたちが、いつも数秒ばかみたいに突っ立って静止している、あの微妙に時空が止まった感じだが、ゲームのような吹き出しの説明はない。ふいに画面が再び動きだす。二枚橋~二枚橋~。停留所のアナウンスとともにバスが停車し、真弓が降りる。少し間を置いて忍も降りる。片側二車線のだだっ広い道路があり、両側に大きな森が広がる。ワオ! ふしぎな泉がある西の森に来た! トットッと駆け出しそうになりながら、先を行く真弓を追う。大きな道路からすぐに左へ折れると家並みが現れ、そこで忍はまた眼(め)を見開く。え? どこだ? 小平西高の西側へワープした? 二度見、三度見し、西の森がなければ家並みの見分けがつかな…

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