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エンゼルスタジアムの正面入り口=米カリフォルニア州アナハイムで2018年6月8日、ルーベン・モナストラ撮影
「ボールパーク・ツアー」に参加した人たち=米カリフォルニア州アナハイムで2018年6月8日、ルーベン・モナストラ撮影

 <くらしナビ ライフスタイル>

     投打の「二刀流」、大谷翔平選手(23)が所属する米大リーグ・エンゼルス。大谷選手は現在故障者リスト入りしているが、本拠地のエンゼルスタジアムは多国籍の選手の活躍に伴い、多様化していた。

     チームカラーの赤で染まったエンゼルスタジアム。正面入り口で、大人の背丈より高いロゴ入りのミッキーマウスの人形が迎えてくれる。「こんばんは」。大谷選手が指名打者で出場した5月初旬。案内係の男性に日本語であいさつされた。さらに英語で「いま習ったばかり。日本人がたくさん来るからね」。

     日の丸を掲げ応援する日本人ファンも多いが、大谷選手は米国人にも人気がある。「彼は日本のベーブ・ルースだ。間近で見ることができてうれしいよ」。娘と観戦していた地元の白人男性(65)が言う。名前を聞くと「ピーターさん」という答え。「だって、『大谷さん』って言うだろう?」。日本式の呼び方を知っていた。

     ●食堂に和食も登場

     一塁側2階の食堂「チェンジ・アップ・キッチン」に向かう。人気選手の出身地をテーマにした特別メニューを月替わりで提供している。既に終了したが、今季最初のメニューは大谷選手にちなみ、照り焼きチキンや巻きずしなどの和食。ポークカツカレーのカツはサクサクとした歯ごたえで、おいしい。6月はハンバーガーなどの米国料理。7月はドミニカ共和国出身のプホルス選手の関連で、キューバやメキシコのサンドイッチなどの中南米料理が、8月はソーシア監督のルーツ、イタリアの料理が出される予定だ。

     「米国の野球観戦といえばホットドッグにビールが定番ですが、もうそれだけではありませんよ」。選手の食事も賄っているロバート・ビーブリッチ総料理長(37)が説明してくれた。米国出身以外の選手が増えてきたのに伴い、日本をはじめ外国からもファンが見にくる。「より質が高く、多様な食事が求められるようになりましたね」

     ●球場の裏側見学も

     試合のない日でも楽しみはある。公式グッズ店は日曜日以外は開店。ロッカールームや記者会見場などを見学できる所要時間1時間15分の「ボールパーク・ツアー」もある。説明は英語だけだが、ふだん入れない場所を見るだけでも面白い。

     6月上旬、ツアーに参加してみた。VIPエリアを前にガイドのポール・モリネスさん(58)が言った。「今日は(大人)8ドルの参加費でスタジアムに入れます」。目の前の壁に掲げられた大谷選手の入団記者会見の写真を指し、「時速160キロで投げるだけでなく、好打者だ。彼が入団してラッキーだ」と笑った。

     シャンプーが並んだシャワールームを見た後、フィールドへ降りる。途中のベンチ裏には、なぜかサンドバッグ。「表で怒りを見せたくない選手が、ここでストレスを発散します」と、モリネスさんが物騒なことを言う。フィールドからは約4万5000人収容のスタジアムが一望できた。外野席中央には「岩の滝」。エンゼルスの選手が本塁打を放つと、炎とともに花火が上がる仕掛けだ。公式グッズ店の割引券をもらってツアーは終了。家族6人で参加したテキサス州在住の榊原凜久(りく)さん(12)の言葉を紹介しよう。「ファンの思いが詰まったスタジアムだと思った。大谷選手はエンゼルスで世界一の野球選手になってほしいな」【ロサンゼルス長野宏美】


    エンゼルスタジアム

     1966年の開設。ロサンゼルス中心部から南東へ約50キロに位置する。最寄りのアナハイム駅までは、ロサンゼルス・ユニオン駅から列車で約1時間。外野席はスタジアム窓口やインターネットで8ドル(約870円)から購入できる。開門は試合開始の1時間半前。早く入場すれば、打撃練習のボールや選手のサインを手に入れるチャンスもある。

    大谷選手の背番号17のユニホームが並ぶ公式グッズ店=米アナハイムで2018年6月7日、ルーベン・モナストラ撮影

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