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自費出版

実は「お母さんは忍者」だったのです 川口さん、子に語って聞かせた物語 /三重

自費出版した「お母さんは忍者」を手にする川口真理さん=三重県伊賀市役所で、大西康裕撮影

 県立上野高校国語科講師で、名張市の川口真理さん(65)が子ども向け読み物「お母さんは忍者」を自費出版した。いずれも今は30代の長男と長女が小学生だった20年以上前に語って聞かせた創作物語をA5判47ページの本にした。川口さんは「はらはらする展開です。読んでわくわくドキドキしてほしい」と話している。【大西康裕】

     物語は父母と幼い兄妹がいる一家に黒づくめの男とアンドロイド(人造人間)が押し入る緊迫の場面で幕を開ける。両親と兄が防戦する間に妹がさらわれたが、実は母は忍者で装束を身にまとって活躍するストーリー。

     当時も同高講師だった川口さんが最初に作った物語で、暑い日に見た夢の内容から物語を紡ぎ出した。息子や娘、近所の子どもたちにも聞かせ「続きは、続きは」とせがまれ、好評だったという。

     自作が消えてしまうのは惜しいと、パソコンに打ち込み、他の創作童話や随筆と一緒に文書としてUSBメモリーに保存していた。

     最近、川口さんの周囲で病気になったり、亡くなったりする人の話題が増えてきたことから、「私の財産というべき作品を本として残しておきたい」と思いが募り、自費出版を決めた。挿絵は娘の友人で広島市在住のイラストレーターに頼み、筆名「小田まり」で刊行した。

     川口さんは「ふと『終活(人生の終わりのための活動)』という言葉が頭をよぎるようになりました。楽しい終活の記念すべき一冊です」と話している。

     税抜き1200円。伊賀市の岡森書店白鳳店などで販売中。

    〔伊賀版〕

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