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くらしの明日

私の社会保障論 母子生活支援施設の意義 閉鎖空間の家庭に風穴を=立教大学教授・湯沢直美

 施設から在宅へ。近年、介護の分野をはじめとして、政策の基軸として掲げられている流れだ。むろん、住み慣れた家庭で尊厳ある生を全うできることは重要である。一方、現代社会では、家庭は外部から遮断されやすい密室であることにも留意が必要だ。安心・安全をもたらすはずの家庭が、安心・安全を脅かす空間として、人々をリスクにさらすことも少なくない。

 筆者が関わっている子どもや女性の現場でも、施設が減少する傾向がみてとれる。たとえば、母子家庭を対象…

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