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中古盤探偵がゆく

「巨人の星」の続き=高本良彦

 スポーツ根性モノの代表ともいえるアニメ「巨人の星」は1960年代から70年代、今の60歳代をとりこにした。

     「打て!走れ!飛雄馬 新巨人の星2」という79年のソノシートを手に入れた。超話題だった傑作の続編だ。

     「星飛雄馬です。再びジャイアンツのユニホームを着ることができました。今度は長嶋監督から背番号3をいただきました」とナレーションが入っている。

     永久欠番3をアニメだとしてももらえる主人公とは?と思ってしまうが、そこのところは「ジャイアンツの長嶋です」と本人も出てくるので問題ないのだろう。「王です」「張本です」とスターがそろい踏み。これから3人の話が盛り上がると思いきや、「トコトコトコ、カキーン」の擬音と「セーフ」の声の連続だ。

     タイトル「新巨人の星」の意味がわかった。

     星は大リーグボールを投げすぎて左腕を故障してしまった。そこで使える右腕で変化球を生み出し、また代打としてバッターボックスに立ち、走塁の名手になるという設定だ。

     夢のような展開だったのだが、ありゃりゃ、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は、この野球アニメの傑作よりすごいことをリアルにやっている。

     根性でもなく、ニヒルでもなく、さらりとした笑顔で。=次回は7月12日掲載(音楽評論家)

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