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Interview

平原綾香 新作も名曲も生の迫力 デビュー15年記念アルバム発表

 歌手には、一つの的が絞られ焦点がピンポイントになって極めていく人と、芸風が広がり他ジャンルに挑戦して多才になっていく人がいる。どちらがいいとか悪いとかではなく、どちらにもファンがいる。平原綾香は、明らかに後者である。

     2003年、ホルストの組曲「惑星」の「木星」に日本語詞を付けた「ジュピター」でデビューし15年たった。それを記念しアルバム「ディア・ミュージック」(ユニバーサル)を発表した。自作の新曲から出演ミュージカルの名曲、ジャズスタンダードまで、15曲を熱唱する。

         ■   ■

     「ありきたりですが、15年は、あっという間でした。想像通りというか」。好奇心と行動力が旺盛な子供時代は、1日1年が長い。ただ、後で思い出すと、いかに短い時間にたくさんの事柄が凝縮していることか。そう思うと1年はあっという間である。平原は、音楽一家に育ち、幼少からバレエやサックスを学び、デビューしてからは、クラシック曲のポップス化だけでなく、ソングライティング、ジャズ、映像音楽、そしてミュージカルと、疲れを知らぬ子供のように挑戦を続けてきた。あっという間だったのは間違いない。

     「ですから、『ディア・ミュージック』には、15年分の成果と感謝の気持ちを込めて大好きな曲をまとめました」と誇らしげである。特に、最近活発に出演を続けるミュージカルナンバーは、「ビューティフル」から「ユーブ・ガット・ア・フレンド」「ア・ナチュラル・ウーマン」などキャロル・キングの名作▽「メリー・ポピンズ」から「チム・チム・チェリー」「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」▽「ラブ・ネバー・ダイ」から「ルック・ウィズ・ユア・ハート」など▽「サウンド・オブ・ミュージック」から「ひとりぼっちの山羊飼い」などとファンにはたまらない曲が選ばれた。ルーツの一つであるジャズからは超絶技巧の「チュニジアの夜」のライブ録音を収録。原点「ジュピター」はオリジナル音源を採用した。

     「名曲ぞろいでしょう。そして、これまでの平原綾香が見通せる。ある意味スタンダード集だと思う。新作でも過去の名作でも自由に選べる立場にいられるのが、私の強みかな。私が頑張れるところって生の声で生の迫力や魅力を届けること。だからミュージカルの場は勉強になっている」とまだまだ勉強中の学生の表情を見せる。

     平原は「ジュピター基金」を設立してチャリティー活動にも熱心である。25日には東京・オーチャードホールの小児がん征圧キャンペーン「生きる」コンサート(毎日新聞社主催)に谷村新司の招きで出演する。15周年ツアーも23日からスタート。秋まで全国を駆け巡る。【川崎浩】

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