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能勢人形浄瑠璃鹿角座

浄るりシアター25周年公演 先人の思い胸に、新たなステージへ

 大阪府の最北端、能勢町を拠点に活動する「能勢人形浄瑠璃鹿角(ろっかく)座」が、23、24日に同町の浄るりシアターで公演を行う。6月恒例の催しだが、今年はシアター開館25周年、オリジナルの人形がデビューして20周年の記念公演。

     能勢町では約200年前から、農閑期の楽しみとして語りと三味線による素浄瑠璃が盛んで、「能勢の浄瑠璃」は国の無形民俗文化財に選択された。町営の浄るりシアターが1993年に開館し、98年に3人遣いの人形と囃子(はやし)を加えた一座が発足。地元の人々が大阪の文楽座の技芸員の指導を受け稽古(けいこ)に励んできた。2006年に鹿角座の名となり、現在、65人(うち子供18人)が活動中。

     今年は一座にとって記念の年。だが一方で、浄るりシアターの初代館長として活動を推進した大内祥子名誉館長が2月に死去。4月には浄瑠璃監修を担当してきた文楽太夫の人間国宝、竹本住太夫が死去した。新たな段階を迎えた座員は、決意を新たに公演に挑む。

     レパートリーには新作もあるが、今年は古典がそろう。まず天下泰平(たいへい)、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「二人三番叟(さんばそう)」から。文楽では男の人形2体が舞うが、鹿角座では男女の人形が舞う。続いて、八百屋お七の実話の恋物語に題材をとった「伊達娘恋緋鹿子(ひがのこ) 火の見櫓(やぐら)の段」。最後は時代物「絵本太功記」で、武智(明智)光秀一族の悲劇「夕顔棚の段」「尼が崎の段」を、1時間余りに構成して見せる。

     人形監修は文楽座の吉田簔助(人間国宝)。また今年は、徳島の人形師、甘利洋一郎が、能勢のPRキャラクター「お浄」と「るりりん」の人形を制作。2体の人形が舞台で踊りを披露するのも話題。午後2時開演。2500円(当日500円増)、中学生以下1000円。浄るりシアター(072・734・3241)。【畑律江】

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