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ミュージカル

「モーツァルト!」出演・平野綾 「今」しかできない表現を

ミュージカル「モーツァルト!」に出演する平野綾=大阪市北区で、川平愛撮影

 声優として人気を博し、幼い頃からの憧れだったというミュージカルの世界に飛び込んで7年。重厚な悲劇から体を張ったコメディーまで振り幅の広い演技を見せ、女優として確かな存在感を示している。

     物心が付いてすぐに「ミュージカルスターになりたい」という夢を抱いた。当時、家族の仕事でニューヨークに暮らしており、迫力ある本場の舞台に夢中になった。

     「ステージの上は別世界に感じられ、子供心にそれが不思議でした。映画も好きでしたが、映画はスクリーンの内と外がはっきり分かれている。舞台はその境界線があいまいで、『私も向こうに踏み込んでみたい』と思ったんです」

     子役として活動し、2001年に声優デビュー。11年の「嵐が丘」からミュージカルにも挑戦し、「レディ・ベス」など大作への抜てきが続いた。一方で「勉強不足も感じていた」といい、16年に半年間仕事を休んでニューヨークに留学。語学学校に通いながら、ボイストレーニングなど、ミュージカルの基礎を学び直した。技術だけでなく、精神的な面でも大きな転機になったという。

     「向こうで『あなたは一人しかいないし、あなたの声も一つしかない。その時点で、あなたは世界に一つしかないものを持っている』と言われて、すごく気持ちが楽になりました。ずっとプレッシャーに押しつぶされそうでしたが、舞台に自分が立つことを自然に受け入れられるようになったんです」

     現在、東京・帝国劇場で、天才作曲家の半生を描くミュージカル「モーツァルト!」(小池修一郎演出)に出演中。ミヒャエル・クンツェとシルベスター・リーバイのコンビが手がけた人気作で、4年ぶりにモーツァルトの妻コンスタンツェを演じている(生田絵梨花、木下晴香とのトリプルキャスト)。

     「前回は、若さや夫に相手にされないさみしさに重きを置いて演じたのですが、私も30代になり、今回は女性ならではの業や憎悪のようなものも掘り下げたい。その年齢、その瞬間にしかできない表現を大切にしていきたいと思います」

     モーツァルト役は山崎育三郎と古川雄大のダブルキャスト。28日まで東京公演。大阪公演は7月5~18日、大阪市北区の梅田芸術劇場メインホール(06・6377・3800)。1万3500~5000円。【関雄輔、写真・川平愛】


     ■人物略歴

    ひらの・あや

     1987年生まれ。声優として「涼宮ハルヒの憂鬱」などで人気を集める。12月に幕を開けるミュージカル「レベッカ」にも出演予定。

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