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もうひとつの動物園

守り・伝える/210 オランウータン/2 /東京

江戸時代に初渡来

 江戸時代の色彩図譜「唐蘭船持渡(もちわたり)鳥獣之図」には、1800(寛政12)年に渡来した幼いオランウータンが描かれている。江戸時代中~後期、中国船やオランダ船が長崎に運び込んだ珍しい鳥獣は、奉行のお抱え絵師が描いて幕府に送った。

     オランウータンが日本に来た最古の記録は、それより8年早い1792(寛政4)年。当時、オランウータンはすべて長崎で死んでしまったと伝わる。

     それから100年を超える月日をはさんで1898(明治31)年、上野動物園が、日本の動物園で初めてオランウータンを迎えた。その飼育は難しく、戦前までに来園した17頭の飼育記録は、最長でも2年半にとどまる。

     オランウータンはマレー語やインドネシア語で「森の人」の意。動物の中でヒトに最も近縁な類人猿に属する。類人猿はオランウータン、ゴリラ、チンパンジーなどの大型類人猿と、テナガザルなどの小型類人猿に分かれるが、尾がないという特徴は共通だ。

     大型類人猿のほとんどはアフリカ大陸にすみ、アジアで暮らすのはオランウータンだけ。その生息域は狭く、東南アジアのボルネオ(カリマンタン)島、スマトラ島の熱帯雨林に限られる。【斉藤三奈子】

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