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公演

ブラジル音楽、湖国魅了 女性ピアニストら県内初 大津 /滋賀

ブラジルの多様なリズムを刻むビアンカ・ジスモンチさん(左奥)らのトリオ=大津市中庄1のフィガロホールで、大澤重人撮影

 ブラジル気鋭の女性ピアニスト、ビアンカ・ジスモンチさんらトリオの県内初公演(毎日新聞大津支局後援)が9日夜、大津市中庄1のフィガロホールであった。ショーロやマラカトゥなど、ブラジルの軽快なリズムが客席を駆け抜け、満席の約100人が酔いしれた。【大澤重人】

     深紅色のワンピースでビアンカさんが登場すると、盛んな拍手が起こり、ソロで1曲披露した。続いて夫でドラマーのジュリオ・ファラビーニャさんとベーシストのアントニオ・ポルトさんが合流。70歳を迎えたビアンカさんの父で、ブラジルを代表する音楽家のエグベルト・ジスモンチさんの曲を中心に、アンコールを含み12曲を奏でた。

     大きな緑色のピアスを揺らし、スタンウエイの鍵盤上で両手の指を上下左右に自在に動かすビアンカさん。低音の歌声を披露する場面も。最後は、冒頭の弾むリズムが楽しい、父にささげて作曲した代表作「カルモの祭り」で締めくくった。

     県内には西日本で最多の8000人以上のブラジル人が住む。同国出身で、人材派遣会社「インフィニティ」(湖南市)の上森秀夫社長(35)が「ブラジルの音楽を知ってもらいたい」と公演を主催。ブラジル学校「日本ラチーノ学院」(東近江市)など外国籍生徒と家族計30人を招待した。客席の半数近くはブラジル出身者らが占め、場内放送はポルトガル語でも行われた。ラチーノ学院の高2、カシリュウジさん(16)はビアンカさん父娘とも知らなかったものの、「ピアノとドラムなどのコンビネーションは見たことがなかったけれど、すごく良かった」と楽しんでいた。

    喜びや幸せ伝える ビアンカさん「滋賀は素晴らしい地域」

    ビアンカ・ジスモンチさん=大澤重人撮影

     終演直後にビアンカさんは楽屋で単独インタビューに応じた。演奏が次第に熱を帯びたことについて、「喜びや幸せを伝えられるのが音楽。客席の反応が音楽を素晴らしいものにしてくれる。たくさんの人がブラジルの文化に興味を持っていると強く感じた」と上気させた顔で語った。

     ときにベーシストとほほ笑みを交わしながら演奏したことについて、「15歳から父の演奏ツアーに参加して、『鍵盤ではなくメンバーを見て演奏しなさい』と教えられた。目を合わせることで通じ合え、今、起こっていることを楽しみながら演奏できる」と話した。

     3回目の来日で、滋賀は初訪問。「ブラジル人がたくさんいることにびっくりした。比叡山など美しくて素晴らしい地域」と気に入った様子だった。

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