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/5 見上げれば花畑 /京都

畳に寝転んで天井画を眺められる、正寿院の客殿「則天の間」。鳥のさえずりや川のせせらぎ、木の葉のそよめきが聞こえてきて、心が落ち着く=京都府宇治田原町で、川平愛撮影(魚眼レンズ使用)

 桜やフジ、アサガオなど四季の花や、風神、雷神。畳に寝転んで、天井に広がる色鮮やかな絵を見渡すと、不思議な世界に吸い込まれそうになる。外から聞こえるのは、鳥のさえずりや川のせせらぎ、木の葉のそよめき。

     宇治田原町の正寿院。50センチ角の160枚の日本画が、20畳の客殿の天井に展開する。「花か日本を感じる風景」をテーマに90人の日本画家に依頼し、昨年3月に完成した。

     客殿の名は「則天(そくてん)の間」。我を忘れ、自然の一部であることを感じてもらおうと、小説家・夏目漱石の言葉「則天去私(きょし)」から名付けた。

     「20~70代の幅広い年代の画家が描いたそれぞれ違う絵が集まると、まるで大きな一枚の絵のように共鳴し生かし合う。これが曼陀羅(まんだら)の教え。天井画の醍醐味(だいごみ)です」と久野村大寛副住職(30)は解説する。

     同僚で訪れた高校教員の稲垣桃子さん(24)、山本佳奈さん(26)、吉川紘永さん(26)は部屋に足を踏み入れた瞬間、「わぁっ」と息をのんだ。「かわいい」「あの花、何だろう」「私、この絵が好き」。寝転がって眺めながら、3人のおしゃべりは尽きない。「全体がよく見えるし、リラックスできる」。心身とも伸び伸びして、稲垣さんは感想を語った。【川平愛】

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