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“稼げる観光”始動 高野山麓、多業種団体が魅力PR /和歌山

高野山麓ツーリズムビューローの事務所で作業する職員ら=和歌山県橋本市で、松野和生撮影

 橋本市とかつらぎ町を中心に観光を通じて地域振興に取り組む団体「一般社団法人 高野山麓(さんろく)ツーリズムビューロー」が昨年10月、設立された。橋本市に事務所も開設し、今年4月に業務を始めた。さまざまな事業関係者が市町を越えて連携して魅力ある観光資源を売り込み、来訪客を増やす「稼げる」観光が、地域づくりの新たな切り札になるか注目される。【松野和生】

     ツーリズムビューローは、地方創生を目的に国が設立を奨励する日本型DMO(デスティネーション・マネジメント/マーケティング・オーガニゼーション)の一つ。「観光地経営組織」などと訳され、民間主体で観光戦略づくりや各種調査、マーケティング、商品開発、プロモーションなどを一体的に手がける。対象エリアが複数の都道府県(地方自治体)にわたる「広域(地域)連携型」と、単独自治体による「地域型」があり、全国で約170法人が登録を受けている。

     ツーリズムビューローは県内初の地域連携型で、橋本市、かつらぎ町と九度山、高野、紀美野各町、田辺市の旧龍神村区域、奈良県五條市の7市町をカバーする。物販、運輸、宿泊など会員として参加する事業者が近く出そろう。自治体からの財政支出はなく、事業展開のための環境整備などでサポートを受ける。

     県北東部一帯では高野山(高野町)や戦国武将・真田幸村ゆかりの九度山町が観光地として知られる。一方、周辺にも歴史文化の地や豊かな自然、個性的な産業があるが、あまり知られていない。点在する観光資源を効果的に結び付け、観光商品として提供するのが事業の狙いだ。ターゲットは家族や小グループの旅行。滞在時間が伸び、支出の増加が期待できる宿泊もポイントの一つとなる。

     事務所はJR橋本駅前の観光案内所にあり、職員6人が勤務。市町ごとにある一般に広く知られていない観光素材の発掘を進めている。有力な素材を集約し、今後、モニターツアーを企画する。農産物の収穫などを盛り込んだ体験型のツアーや、スポーツ施設を利用した合宿ツアーなども視野に入れている。

     ツーリズムビューローの西村尚美事務局長(65)は「歴史的な事物に関心のある人たちにアピールできるツアーメニューを開発し、手始めとして京阪神方面を対象に、ある程度この地域の知識を持っている旅行客の誘致に取り組みたい」と話している。

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