古文書の「小さな地震」収集 東大、予測精度向上目指す
<いのちを守る>
東京大の地震研究所と史料編纂(へんさん)所がタッグを組み、地震観測網が未発達だった100年以上前の大地震と、その前後で発生した小さな地震のデータベース作りに取り組んでいる。各地の「震度計」代わりとなるのは、寺院や商家で書き残された日記などの古文書だ。数百~数千年に一度の頻度で発生する巨大地震や大地震の予測精度を向上させる狙いがある。【渡辺諒】
「二日、夜四時半頃、大地震、土蔵壁残らすふるひ落候、瓦も不残落る」
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