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難民救助船

スペインに入港 イタリアが受け入れ拒否

スペインに入港した仏NGOの救助船「アクアリウス号」から降りる難民たち=バレンシアで17日、ロイター

 【アリカンテ(スペイン南部)八田浩輔】イタリアとマルタ両政府に受け入れを拒否された難民・移民約630人を乗せたフランスの非政府組織(NGO)の救助船が17日、スペイン東部バレンシアに入港した。難民らは地中海を密航中に救助された後、1週間以上たってようやく上陸した。

     仏NGO「SOSメディテラネ」の救助船「アクアリウス号」はイタリアの港湾警備船と入港。港ではスペインの保健当局や国際赤十字、通訳ら1000人近くが待機していた。スペインで今月発足した中道左派のサンチェス政権は「人道的な大災害の回避に協力したい」として、無償の医療支援や難民申請の手続きを進める方針。船から降りた難民らの中には「ありがとうスペイン」と書かれたTシャツを着たり涙を流したりする人もいた。

     アクアリウス号は今月9日、北アフリカのリビア沖で定員を超すゴムボートに乗っていた約630人を救助。現地報道によると、スーダンやナイジェリアを中心に26カ国の出身者が乗船しており、複数の妊婦がいたほか、120人超は保護者なしの未成年だった。今月誕生したイタリア新政権とマルタが入港を拒否したことを受け、スペインが受け入れを表明した。

     厳しい移民政策を掲げるイタリア新政権の強硬な対応は、難民・移民政策を巡る欧州連合(EU)加盟国間の溝を深めている。EUは今月末の首脳会議で難民・移民対策の改革を主要議題の一つに取り上げるが、受け入れに批判的な東欧諸国も巻き込んで議論の紛糾が見込まれる。

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