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アスリート交差点2020

再現力 もっと強く、もっと速く=陸上・山県亮太

 22日からの日本選手権(山口)に向け、もう一度、体をしっかり仕上げようとウエートトレーニングに取り組んできました。走りを「心技体」という指針で評価や判断をするのであれば、僕にとって「体」作りは走りのベースになると思います。

 本格的にウエートトレーニングを始めたのは2015年秋。トレーナーの仲田健さん(49)との出会いがきっかけです。以前は、ウエートトレーニングをすると不必要な箇所が局所的に鍛えられて体が重くなってしまい、走れなくなるような不安があり、なかなかできていませんでした。でも、仲田さんのトレーニングは全身の連動を意識することを重視していたので、やってみようと思いました。

 ポイントに置いているのは腰回り。手足でなく、体の中心から力を出すことを意識します。一般的には逆三角がかっこいいと思われるかもしれませんが、スプリンターの理想はずんどうの体形です。最近衝撃を受けたのは、9秒99の中国記録を持つ蘇炳添(そ・へいてん)選手で、体幹部の厚みがすごい。僕の腰回りはまだ細いです。同じアジアの選手で参考になります。

 トレーニングでは連動をよくするため、複数の筋肉を同時に使うようにしています。また、負荷に左右差が出ないように、常に映像を撮ってフォームを確認しています。

 ウエートトレーニングを始める前に比べ、40キロだったベンチプレスは110キロ、スクワットも40キロから160キロくらいまで挙げられるようになりました。体重も少なかったときに比べ、今は8キロぐらい増えました。走りのフォームにも効果が表れ、以前は丸まっていた背中が、真っすぐになってきています。

 年間を通じて走りを磨けるようにするため、少しずつ筋肉を大きくしています。仲田さんとは将来的に体重をあと2キロくらい増やして75、76キロになっても体は重くならず、スピードとパワーを両立できると話しています。

 日本選手権は、夏のジャカルタ・アジア大会の選考会を兼ねます。日本一になって今年の目標のアジア王者へつなげたいです。=あすはバドミントン・奥原希望です(タイトルは自筆)


 Q 生き方の根源は

 これまでのご経験から、自分の生き方の根源になっている出来事はありますか。K・Wさん(54歳女性)からの質問

 A 小学4年の時、最初に出た広島市の陸上大会で優勝したことです。陸上クラブに入る前で、ランニングシューズで走りましたが、予想外に勝てました。父や母、友達が喜んでくれたことが一番うれしかった。勝つことで周囲を喜ばせることができると分かった原点です。今は記録も向上し、多くの人を巻き込んで喜ばせることができます。それが、自分の走るモチベーションになっています。


 ■人物略歴

山県亮太(やまがた・りょうた)

 広島市出身。2016年リオデジャネイロ五輪で400メートルリレー銀メダル、100メートル準決勝進出。昨年9月に100メートル日本歴代2位タイの10秒00を出した。セイコー所属。26歳。

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