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2018知事選

候補者アンケート/5止 琵琶湖と環境 /滋賀

「母なる湖」琵琶湖の環境保全のあり方は=滋賀県長浜市で2018年4月29日、石川貴教撮影

 (届け出順)

    Q 琵琶湖の環境保全のために、どのような政策を打ち出しますか。


    人工湖岸を再自然化 近藤学氏(68)=無新

    A びわ湖は「国民的資産」(「琵琶湖再生法」)、国と県・市町、市民が連携してびわ湖の保全と再生に取り組むべきです。現県政のびわ湖の水草刈り取り費や外来魚駆除費の縮減などは法の目的にも反します。私は、びわ湖の保全・再生のために、生態系を壊す人工的水位操作をやめて自然に近い水位操作に復帰すること、人工湖岸を再自然化することを推進します。県のびわ湖予算を増やすとともに、国にもびわ湖予算増額を求めます。

    関連産業の振興図る 三日月大造氏(47)=無現(1)

    A 琵琶湖の保全および再生は、琵琶湖を「守る」「活かす」「支える」を柱として進める。「守る」では、アユ不漁をはじめ琵琶湖の健康状態をしっかりと診察し、水産資源の回復や内湖の再生、外来生物対策、水源林の整備保全等に取り組む。「活かす」では、琵琶湖や滋賀の自然本来の恵みを活かすことで、琵琶湖に関わる人を増やし、さらに、関連産業の振興を図る。「支える」では、国立環境研究所との共同研究など調査研究を推進する。

    保全や再生一致

     県の総面積のうち約6分の1を占める、国内最大の湖「琵琶湖」。周辺を囲む伊吹、鈴鹿、比良など1000メートルを超える山々などから大小約460本の河川が流れ込み、瀬田川や人工の琵琶湖疏水(そすい)に流れ出た水は京阪神の水道水にも使われるなど、命をつなぐ近畿の「水がめ」として知られている。

     今の琵琶湖は100万年以上前に形作られたが、元となる湖を含めると約400万年の歴史がある世界有数の古代湖でもある。生物の宝庫でもあり、約600種の動物と約500種の植物が生息。ビワマスやセタシジミなど、16種類の固有魚類と29種類の固有貝類も確認されている。

     豊かな水産資源を背景に、琵琶湖の総漁獲量は900トン以上に上る。ただ近年は、外来魚やカワウの異常繁殖や環境の変化などを背景に、アユなど漁獲量の減少が続いている。

     「母なる湖」たる琵琶湖の環境保全のあり方について、候補者2人に尋ねた。

     近藤氏は国や県、市民などと連携した琵琶湖の保全と再生を提言。人工湖岸を自然の状態に戻し、水草刈りや外来魚の駆除に予算を充てるなど、自然環境の回復に力を注ぐ。三日月氏も、外来生物対策や水源林の整備など琵琶湖の環境保全に傾注する考えだ。加えて、琵琶湖の恵みを生かした関連産業の振興にも重きを置く。

     先人が残した豊かな琵琶湖を、次世代にどう引き継いでゆくか。有権者の判断は24日の投開票日に示される。【成松秋穂】=おわり

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