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ソフトバンク

孫氏の後継選び本格化 3副社長就任

 ソフトバンクグループが20日、東京都内で株主総会を開いた。孫正義会長兼社長(60)はサウジアラビアの政府系ファンドなどと設立した10兆円規模のファンドを活用し、本体を戦略的な投資会社に進化させると強調。「これまでは通信事業に頭の97%を使っていたが、そちらを(ベンチャー企業への)投資に回す」と語った。

     総会後の取締役会で、空席だった副社長にマルセロ・クラウレ取締役(47)とラジーブ・ミスラ取締役(56)、ゆうちょ銀行前副社長の佐護勝紀氏(50)の3人が就任。ニケシュ・アローラ氏の退任で宙に浮いていた孫氏の後継者選びが本格化した。

     ソフトバンクはこの1年で米ロボット開発会社ボストン・ダイナミクスの買収や米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズへの出資など、投資を活発化している。孫氏は総会で、各分野の有力企業に幅広く投資し、緩やかにつながる構想を掲げ「300年成長する」と宣言した。

     副社長に就任した佐護氏はゴールドマン・サックス証券出身で、ゆうちょ銀時代は資産運用部門を統括。ソフトバンクでは最高戦略責任者として投資戦略を取り仕切る。

     クラウレ氏は最高執行責任者としてグループの業務全般を担当し、傘下の米携帯大手スプリントのトップも兼務。ミスラ氏は、昨年設立した10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の運用責任者を務める。

     孫氏は米グーグルからアローラ氏を後継者含みで招き入れ、2015年に副社長に抜てきした。しかし、孫氏が社長職を当面続ける方針を示したことで、16年にアローラ氏は退任。世代交代の構想は白紙となっていた。

     トップを引き継ぐには卓越した経営感覚が必要で、そのハードルは高い。3人以外から後継者が選ばれる可能性もあり、孫氏の決断に注目が集まる。

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