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余録

電車の中でスマートフォンを操作してゲームに没頭している人を見ない日はない…

 電車の中でスマートフォンを操作してゲームに没頭している人を見ない日はない。インターネットを通じて多くの人が参加するオンラインゲームが急速に普及し、ゲームの愛好者は世界的に急増している▲楽しんでいるうちはいいが、仕事や勉強が手に着かなくなり、自分を制御できない人がいる。大人421万人、中高生52万人がネット依存ではないかとの推計がある。その多くはゲームによるものと見られる▲世界保健機関(WHO)は改訂版国際疾病分類「ICD-11」に「ゲーム障害」を明記する予定という。ICDは日本をはじめ多くの国で死因や患者の統計に用いられており、ICDに掲載された疾病は医療保険が適用されることにもなるので影響は大きい▲ゲームをすることが他の活動より優先され、悪影響が生じてもゲームをやり続ける状態が12カ月続くこと--などが診断基準とされる。ゲームに数時間のめり込んだからといって簡単に診断されるわけではない▲それでも各国のゲーム業界は神経をとがらせている。世界のゲームコンテンツ市場は10兆円を超える。病気とされることでゲーム離れが起こり、予防のために政府の規制が強まることを警戒しているのだ▲海外ではゲームを長時間やり続けて死亡する例が相次いでいる。酒やギャンブルと違って低年齢に予備軍が広がっていることも心配だ。10代の若者がゲームをめぐるトラブルで友人や家族を殺傷する事件は各国で起きている。たかが遊びと侮ってはならない。

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