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時代の風

心地よい二分法 「熟慮」奪い去ったネット=長谷川眞理子・総合研究大学院大学長

長谷川眞理子・総合研究大学院大学学長=渡部直樹撮影

 天気予報で「今日の降水確率は30%です」とあったら、傘を持って出かけますか? 20%だったら? 70%だったら? 降水確率がどうであれ、傘を「持っていく」か「持っていかない」か、行動の選択肢は二つしかない。傘を30%だけ持っていくことはできないのである。

 人間は二分法が好きだ。「陰と陽」「男と女」「右派と左派」「上と下」「敵と味方」「我らと彼ら」などなど、どの文化にも二分法はあふれている。現実には、たいていの物事はもっと複雑で、そんなにきれいに分かれるものでもない。しかし、人間が最終的な意思決定をするときには、多くの事柄が、傘を「持っていく」か「持っていかない」かのように二者択一となる。そうすると、人間にとって、そもそもいろいろなものを二つのカテゴリーに分ける方が、心地よいのではないだろうか?

 たいていの物事を、三つに分けたり四つに分けたりするのが当たり前、という文化はないのではないか? 「…

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