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住・LIVING

玄関をすっきり ルール決め効率よく収納

白壁で狭くてもすっきりした印象の自宅玄関を紹介する本多さん。手前左が天井までのげた箱になっている=埼玉県川口市で
天井まである扉付きのげた箱。自転車の空気入れやロングブーツは横に寝かせて上段へ。右下の紙袋は外出時や来客に何かを持たせるときに便利=埼玉県川口市で
本多さん宅の玄関ドア。鍵や印鑑をドア内側にフックでかけている=埼玉県川口市で

 <くらしナビ ライフスタイル>

     玄関は帰宅した家族を迎え、来客には家の顔の役割も果たす。ただ、今どきの住宅はスペースが限られ、細々した物も増えやすい。すっきりした玄関にするための工夫を専門家に聞いた。

     埼玉県在住の整理収納コンサルタント、本多さおりさん(33)は「狭い場所でありながら、物が増えやすいのが玄関」と教えてくれた。「まずは一旦、収納棚の中の物を全部出してみましょう」

     靴を履く頻度によって3分類してみると、最も頻繁に履く「1軍」は、ごく少数であることに気づく。使用頻度は低いのに処分に迷う靴があったら、クローゼットなど玄関以外の場所に置いてみる。「玄関から離すことで、室内に取りに行ってまで履きたい靴かどうかわかります」。このプロセスで処分する決心がつく人は多いという。

     一方、げた箱の収納に余裕ができても、上段に物を置くときは要注意。目につきにくく、しまったことを忘れがちだからだ。「収納場所が決まらない物をとりあえず置く『避難場所』にする家庭も多いのですが、『魔窟』と化してしまうことがあります」

     分類が済んだら収納だ。本多さん宅の玄関は、1畳ほどのスペースに天井までの高さのげた箱がある。玄関の床に置いてあるのは子どもが靴を履くための幼児用椅子だけ。傘立てもスリッパ立てもなくすっきりしている。げた箱を開けると扉の裏に傘をかけるフック。上段の棚には、ブーツや登山靴など高さのある靴や自転車の空気入れを寝かせて収納している。立てておくとほかの物との高低差が生まれ、無駄な空間ができやすいためだ。

     家族用以外のスリッパは、かごや袋に入れてげた箱に。「来客用スリッパは頻繁に使わない家庭も多く、必ずしも出しておかなくてよいでしょう」と本多さん。鍵や印鑑などの小物は、マグネット付きのフックでドアにつるした。げた箱の上に置く場合は、専用の小さめの入れ物がお勧め。大きいとつい余計な物を置くことになる。

     子どもの成長につれ、遊び道具やスポーツ用品、サンダルやスノーブーツなど季節のレジャー用品も増える。小学1年から中学1年まで4人の子どもがいる大分県別府市の整理収納アドバイザー、藤原友子(ゆうこ)さん(42)は、家族にわかりやすいルール作りを勧める。

     藤原さん宅では、玄関のたたきに出したままにしていいのは1人1足まで。げた箱の棚は父母が2段、子どもは1人1段などと決めている。スペースを割り当てることで、収まらない場合は子ども自身が効率よい収納を考えるようになる。自分の棚に収まりきらないときは普段用のみを玄関に置き、それ以外の靴は別の場所に収納する。

     傘は家族の人数以上に保有していたら、職場や自動車、クローゼットなどに分散しておく。つい買ってしまうことも防げるという。冠婚葬祭用の靴は喪服とセットにしてクローゼットに。げた箱に詰める物が減り、急な葬儀も慌てずに済む。

     外遊びの道具は、子どもが出し入れしやすい位置に置き場所を決める。砂遊び用品はメッシュ状のかごに入れるとそのまま水洗いして干せる。「家族にも出し入れしやすい収納は、片付けても再び散らかる『リバウンド』を防ぐうえで重要です。げた箱を開けて、どこに何があるかすぐわかるよう、ラベルの書き方や張り方も注意しましょう」

     玄関にスタンドやラックを置くスペースがない場合、折りたたみ式フックが便利だ。収納棚の扉に取り付け、雨の日だけフックを出してぬれたコートをかけておく。げた箱の棚には新聞紙を敷く。除湿剤ほど湿気を吸うわけではないが、頻繁に交換できるので泥や砂がたまりにくい。晴れた日は新聞紙を交換するとともに、扉を開けて風を通す。泥汚れや湿気が気になる今の季節も、快適に過ごせそうだ。【大和田香織】=次回は「食」です

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