40年前の宮城県沖地震教訓に先進の対策 東日本大震災でも効果 県内自治体、継続調査で改修・解体促進 /宮城
大阪北部地震でブロック塀の下敷きとなった女子児童が犠牲となり、安全対策が叫ばれる中、県内自治体の取り組みが注目されている。1978年の宮城県沖地震をきっかけに、県内の市町村はブロック塀の改修工事や生け垣への建て替えに対する助成金制度を進め、点検も続けてきた。2011年の東日本大震災ではブロック塀の倒壊による死者は確認されておらず、専門家は「危険性に関する行政などの対策が一つの成果として表れた」と評価する。【遠藤大志、本橋敦子、早川夏穂】
宮城県沖地震ではブロック塀や門柱の倒壊で18人が犠牲になった。県が当時まとめた「宮城県沖地震災害の…
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