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富山・交番襲撃

直前バイト先でトラブル 店長複数回殴打

島津慧大容疑者の自宅へ家宅捜索に入る捜査員=富山県立山町で27日午前10時21分、幾島健太郎撮影

店の関係者「掃除指示に従わず店長の注意に激高」

 富山市の交番で男性警部補が刺殺されて拳銃を奪われ、付近の小学校にいた男性警備員が射殺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された元自衛官でアルバイト店員、島津慧大(けいた)容疑者(21)が、交番襲撃の直前にアルバイトの勤務先で上司とトラブルを起こし、店を飛び出していたことが関係者への取材で新たに判明した。富山県警もこのトラブルを把握しており、2人の殺害に至った動機との関連について慎重に調べを進めている。

 島津容疑者は今年4月から富山市内のファストフード店でアルバイトの従業員として働いていた。店の関係者によると、調理を担当し、事件のあった26日も正午から勤務に入っていたが、掃除をするよう指示されても従わなかったという。

 店長が午後0時半ごろに注意したところ、激高して店長を複数回殴打した。島津容疑者は注意する店長を黙ってにらみ、急に殴りかかっていったという。さらに、そのままアルバイトを辞める意向を示し、午後1時ごろ店を飛び出た。

 店は拳銃強奪の現場となった富山県警富山中央署の奥田交番から2キロほど離れている。県警は、午後2時ごろに交番で稲泉健一警部補(46)が襲われ、殺害されるまでの1時間について、島津容疑者の足取りを調べている。

 また県警は、27日の富山県立山町の島津容疑者宅の捜索で、本人の部屋などから複数のモデルガンを押収した。島津容疑者は両親と同居し、近隣住民によると、地元の中学校に通っていた。数年前から、自宅で怒鳴り声や、何かを壊す物音が聞こえることもあったという。少年時代を知る20代の知人は、「ささいなことで怒ることがあり、人付き合いがあまり上手でなかった」と話している。

 島津容疑者は2015年3月~17年3月に自衛官として陸上自衛隊金沢駐屯地に勤務。駐屯地によると、任期制の自衛官で、弾薬を手渡す「迫撃砲弾薬手」だった。小銃の訓練も経験したことがあるという。【日向梓、島袋太輔、柴山雄太、岩壁峻】

26日の事件直前の島津容疑者の動き

正午ごろ、ファストフード店で勤務に入る

午後0時半ごろ、注意した店長を複数回殴る

午後1時ごろ、店を飛び出す

午後2時ごろ、交番で稲泉警部補を刺して拳銃を奪う

交番襲撃後、住宅街をうろつき、奥田小正門付近で警備員に発砲

午後2時25分ごろ、警察官に撃たれ、身柄を確保される

*富山県警や関係者らへの取材による。

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