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ふくおか探索

博多港見学ツアー なんと参加は無料 ガイドの豊富な話題、次々に 貸し切り船、デッキから景色も楽しめる

 ガイドの案内を聞きながら貸し切り船で博多湾を巡るクルーズがある。福岡市の委託を受けて関係団体の「博多港振興協会」が開催する「博多港見学ツアー」。なんと、参加は無料。半年先まで予約が入るという人気ツアーに同行してみた。【合田月美】

     この日参加したのは中央区当仁校区の女性24人。市民ボランティア「博多港ポートガイド」から港の歴史や概要を聞いた後、市の港務艇「なのつ」(34トン、定員25人)に早速乗り込んだ。

     ガイドの説明を聞きながら、船は中央ふ頭、東浜ふ頭を経てキリンのような形のガントリークレーンが並ぶ香椎パークポートの沖へ。荷揚げ中のコンテナ船が見えてくると、案内の声が聞こえてきた。「過去、博多港に入った一番大きなコンテナ船は全長約370メートル。戦艦大和が263メートルですから、目の前のあの船はまだ中型。博多港には毎月約200隻のコンテナ船が入ります……」

     案内は、入港船舶や貿易額など港に関する基礎知識だけではない。

     能古島が見えてくると「広さはアイランドシティ(福岡市東区)とほぼ同じ。井上陽水さんの歌『能古島の片想い』という曲をご存じですか。ちなみに檀一雄さんの別荘が島にあり、今もご長男が……」。

     鵜来(うぐ)島に近づくと「かつて黒田藩の密談の場所だったとも。現在は個人の所有です。野宿した知り合いによると野ねずみが……」。

     豊富な話題が次々に披露され、あっという間に1時間。最後は百道浜沖でデッキからの景色を楽しんだ。ここでも「ヤフオクドームは3試合分の雨水をトイレに……」と案内は続いた。

     参加した大阪市出身の安川和美さん(50)は「ガイドの話が面白かった。こんなツアーが無料なんてさすが福岡」。別の人からは「航路がどういうものか初めて知った」「ふ頭ごとに役割が違うとは」などの声も上がった。

     ガイドの松本龍彦さん(66)の本業は行政書士。長く東京港で勤務した後にUターンし、8年前から月1回程度ガイドを務める。「参加者は社会科見学の小学生と大人が半々。小学生からは『港で働く人の平均年収は』とか思いも寄らない質問が出て脳トレになります」と楽しげだ。

     市によると、昨年度は業界団体など86団体4558人が参加したとか。福岡のさまざまな豆知識を聞きながら、海から福岡市を見つめるツアー。興味があれば体験しては。


     ◆博多港見学ツアー

     所要時間は約1時間半で、平日のみ実施。参加は小学生以上からで、20人以上の団体に限定される。船ではなく、バスで港周辺を巡るツアーもある。申し込みは1カ月前までに博多港振興協会092・271・1378へ。

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