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経済観測

スマート農業の課題 誰のための改革か=資源・食糧問題研究所代表 柴田明夫

 政府は6月15日、未来投資戦略2018と、経済財政運営と改革の基本方針2018(骨太方針)を閣議決定した。超情報化社会を目指す戦略的な取り組みとして、農業分野でも人工知能(AI)やロボット、IoT(モノのインターネット)など、情報通信技術(ICT)を活用した変革をうたっている。農業のスマート化は競争力強化を加速するための有力なツールで、農業界の期待も大きい。ただ、新技術の導入はあくまでも手段であり、問われるべきは誰のため、何のための改革かという点であろう。

 農業経営には社会的生産単位と私的収益単位という二つの性格がある。新技術も鳥獣害対策や農業水利システ…

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