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ストーリー

ボスニア紛争の性暴力(その1) 出自と戦う子供たち

長男のレヤウちゃんにキスをするアレン・ムヒッチさん。左は妻のジェナナさん=ボスニア南東部ゴラジュデの自宅で3月6日、三木幸治撮影

 「この子は愛から生まれたわけじゃない。私は育てられない」。1993年2月20日、紛争下のボスニア・ヘルツェゴビナ南東部ゴラジュデで男の子を出産した女性は、そう言って姿を消した。その男の子、アレン・ムヒッチさん(25)は、自分が生まれ、そして捨てられた病院の男性職員の家庭に引き取られた。

 アレンさんを産んだ女性はボスニア人だ。アパートからセルビア人兵士に拉致された。殴られ、衣服を引き裂かれ、頭に銃を突きつけられた。セルビア人が支配する町の強制収容所で妊娠に気づいた。捕虜交換でボスニア人が多いゴラジュデの病院に運び込まれたのは、出産の前日だった。

 ボスニア、クロアチア、セルビアの3民族による血で血を洗うボスニア紛争(92~95年)では、敵対民族…

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