メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

火論

望郷の1世紀か=玉木研二

 <ka-ron>

 東京都江戸川区船堀にある浄土宗・法龍寺には「食用蛙(がえる)供養塔」がある。珍しい。朝鮮戦争のさなか、1952(昭和27)年10月、「東京都食用蛙組合」が建立した。役員・会員31人と、カエルの買い付けをしていた商店名が刻まれている。

 塔は摩滅が激しく最近建て直された。現住職の龍道(りゅうどう)さんが組合に連絡を取ろうと探したが、見つからなかった。67年生まれの現住職にも遠い時代である。祖父の先々代住職・順司さんが、生前この地域と食用ガエル(ウシガエル)の関わりを書き小冊子にした。貴重な地域史の記録だ。

 それによれば、ウシガエルが急増したのは戦後間もない47年の「カスリーン台風」から。洪水が引いた後、…

この記事は有料記事です。

残り701文字(全文1014文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 富士通 早期退職に2850人
  2. 堀ちえみさん、口腔がん「ステージ4」 ブログで公表
  3. マムシ 露天風呂でかまれる 京丹後市営温泉で男性客 市が防除など指示 /京都
  4. 感染症 ネコにかまれ50代女性死亡 マダニが媒介
  5. 大津中2自殺 いじめとの因果関係認定 元同級生側2人に賠償命じる

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです