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 うどん店で厨房(ちゅうぼう)を眺めていると、若い従業員が先輩から何度も注意され、不安そうに動いていた。「どんくさい子なのかな」。そう思って彼の名札を見ると、外国人だった。考えを改め自分を恥じた。私に異国で働く能力や根性はない。彼は私より頑張り屋さんだ。

     国内は働き手不足が深刻化している。コンビニや飲食店、建設業……。外国人なしでは成り立たない。昨年、大手コンビニを密着取材したが、文化や習慣の違いを克服しながら複雑な店舗業務を覚え、店を支える外国人が大勢いた。彼らは、客から避けられたり、混雑時に舌打ちをされたりするなどの理不尽も経験している。

     今、企業はイメージアップや福利厚生の充実を競い、外国人を奪い合っている。では、働く場として日本社会は選ばれるのだろうか。「国籍に関係なく頑張りを認める」。取材したコンビニ店主は外国人と良好な関係を築く秘訣(ひけつ)をこう紹介したが、サービスを受ける消費者も同じではないだろうか。

     先のうどん店。店を出るときに、彼の顔を見て「ごちそうさま」と声をかけた。【久野洋】

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