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今週の本棚・本と人

『やっぱ志ん生だな!』 著者・ビートたけしさん

 (フィルムアート社・1512円)

「かなわない」名人の神髄

 昭和という時代に光を放った落語家、五代目古今亭志ん生。本書は、希代の名人への敬愛を込めながら、<困ったことにいまだに現代の人間に挑んでくる>その芸の神髄を鋭い切り口で、かつ痛快に論じる。

 「昔から志ん生・文楽(八代目桂文楽)論はよくやっていた。文楽はデッサンがやたらすごくてマチスかな、という感じがあって、志ん生さんはピカソだって。デッサンもできるけど、それに飽き足らない人」

 口をついて出てくるのは、志ん生へのあふれる思いだ。「どちらかっていうと、自分には志ん生さんの壊し方…

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