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読書日記

著者のことば 広野真嗣さん かくれキリシタンの今

 ■消された信仰 広野真嗣(ひろの・しんじ)さん 小学館・1620円

 副題は「『最後のかくれキリシタン』--長崎・生月島(いきつきしま)の人々」。世界遺産となる「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のドキュメンタリーかとも思うが、さにあらず。その遺産から黙殺された信仰に光を当てた作品だ。

 島に関心を持ったきっかけは、「かくれキリシタンの聖画」という小学館の画集を見たことだ。1960年代の島で撮影されたもので、キリスト教信仰とは思えないものもあった。例えば、「洗礼者ヨハネ」がちょんまげをつけている。「この信仰をみてみたい」と、取材を始めた。子どものころプロテスタントの洗礼を受けたものの「ペーパークリスチャン」と自認しているが、キリスト教に関する知識は役立ったはずだ。

 かくれキリシタンに関する研究書を、60冊ほど集めた。分厚い先行研究がある中で、「1冊の本にまとめる…

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