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スペイン

カタルーニャ自治州・政府首相が会談 対立激化後初

 【パリ賀有勇】独立問題を抱えるスペイン北東部カタルーニャ自治州のトラ州首相と、スペイン政府のサンチェス首相が9日、首都マドリードで会談した。独立を巡る対立が激化した2017年10月の住民投票後、政府と州政府の初のトップ会談となったが、トラ氏は独立を求める考えを崩しておらず、混乱が収束に向かう可能性は低い。

     カタルーニャ自治州の州議会は、独立の是非を問う住民投票を実施し、一方的にスペインからの「独立」を宣言した。当時の州政府幹部は反逆などの罪に問われ、今年6月まで自治権停止が続いた。元幹部らは国外に逃れたり、国内で収監されたりしている。

     サンチェス氏は6月、下院議会のカタルーニャ独立派政党の支持も得て、ラホイ首相(当時)に対する不信任案の可決にこぎ着けて新首相に就任。会談前には、野党の反対を押し切り、マドリードで収監されていた元州政府幹部9人のうち6人をカタルーニャ州の刑務所に移送した。

     地元へ移送することで独立派に配慮を見せるとともに、政府と州政府の対立を緩和したいとの思いがある。

     一方、トラ氏は5月にプチデモン前州首相の後継に就任したが、再度の住民投票の実施を主張するなど、従来の独立派の路線を継承している。

     だが、自治権の拡大などの交渉でなく独立にこだわれば、サンチェス氏が独立を受け入れる可能性はなく、独立問題を巡る混乱が再び深まる可能性がある。

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