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詩歌の森へ

竹下しづの女伝=酒井佐忠

 竹下しづの女(じょ)は近代女性俳句の先駆的存在。北九州は福岡。杉田久女とともに、俳句文芸に女性への道を開いた。久女が情念的発想だったのに対し、しづの女は徹底して理性的、意識的。女性俳句全盛のいま、かつて『真実の久女』を著した坂本宮尾が、あまり知られていないしづの女に挑戦。初の本格的評伝『竹下しづの女 理性と母性の俳人1887-1951』(藤原書店)を刊行した。

 <短夜(みじかよ)や乳(ち)ぜり泣く児を須可捨焉乎(すてつちまをか)>。彼女の代表句。「ホトトギス…

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