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EUからの完全な離脱求める強硬派 メイ氏進退論に発展も
【ロンドン矢野純一】英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相とジョンソン外相がそれぞれ8日と9日、メイ首相に辞表を提出、受理された。両氏はEUからの完全な離脱を求める強硬派として知られ、6日の閣議で合意したメイ氏が示した離脱後の通商関係を規定する基本方針に反発していた。重要閣僚の相次ぐ辞任で、離脱交渉の行方が一層不透明になると共に、メイ氏の進退論に発展する可能性もある。
6日の閣議では、離脱交渉で最も重要な離脱後のEUとの通商関係について議論。離脱後もEUの定めた製品や農産物などの規定を受け入れるなど、EU側へ妥協した内容で合意していた。デービス氏はメイ氏に宛てた辞任の手紙で「閣議の合意内容では、EUから法の支配を取り戻せない」と主張。「今後の交渉での妥協につながる」として、離脱を巡る方針の違いを辞任の理由として挙げた。
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