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質問なるほドリ

核燃料「中間貯蔵」って何? 再処理まで一時保管 青森に国内唯一の施設=回答・一宮俊介

 なるほドリ 青森県むつ市にある使用済み核燃料(かくねんりょう)中間貯蔵施設(ちゅうかんちょぞうしせつ)って何?

     記者 原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)で使い終わった核燃料を一時保管する施設で、正式名称は「リサイクル燃料備蓄(びちく)センター」です。使用済み核燃料を保管できるスペースは各原発にもありますが、原発敷地外では、今のところ同センターが国内唯一の施設です。

     Q 「中間貯蔵」ってどういうこと?

     A 国が進める「核燃料サイクル」政策では、使用済み核燃料を同県六ケ所村の再処理工場で処理し、取り出したプルトニウムやウランを再び原発の燃料として利用する計画です。しかし、再処理工場の受け入れ能力には限りがあり、工場の完成時期も延期が繰り返されています。そこで、再処理工場に搬入(はんにゅう)するまで使用済み核燃料を一時保管する「中間」の施設として造られたのです。

     Q どのくらい保管されているの?

     A まだ受け入れ実績はありません。今年後半の操業(そうぎょう)開始を目指していましたが、原子力規制委員会の審査が長引いており、延期される見通しです。運営するリサイクル燃料貯蔵(RFS)によると、すでに完成している1棟目(とうめ)で約3000トン、今後建設予定の2棟目を含めると、最終的な保管量は計5000トンに上ります。ただ、搬入できるのはRFSに出資する東京電力と日本原子力発電だけで、保管期間も最長50年間と決まっています。

     Q 関西電力が同センターへの燃料搬入を検討しているというニュースを見たけど。

     A 関電やRFSは否定しています。関電は福井県内にある同社の原発から出た使用済み核燃料について、福井県の意向を受け年内に県外で搬出先候補地を示すとしています。ただ、関西地区で受け入れに前向きな自治体は現時点ではありません。使用済み核燃料をどうするかは電力会社共通の課題です。(青森支局)


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