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西日本豪雨

避難所、水が足りぬ 連日猛暑、追い打ち

 大量の土砂やがれきで覆われた町に、容赦なく照り続ける夏の日差し。走り回る給水車、水を求め列をなす人々。西日本を襲った記録的豪雨の被災地が、今度は深刻な水不足と猛暑に苦しめられている。被害が大きかった岡山、広島、愛媛の3県を中心に、11日現在で24万戸以上が断水。影響は避難所や家庭での生活、医療などあらゆる方面に及ぶ。今後1週間はおおむね晴れ、猛暑日が予想される所もあり、熱中症にも注意が必要だ。【戸田紗友莉、石井尚】

    岡山

     「今、試験通水をしております」。大規模な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備(まび)町地区では、11日午後、給水車が土ぼこりを巻き上げながら住宅街を走り回り、住民に知らせていた。同地区では7日から断水が続いているが、水道管の破損調査のため、日中だけ試験通水が始まっている。しかし、まだ飲むことはできない。

     30度を超える暑さの中、大学職員の女性(30)が首にタオルを巻き自宅の片付けをしていた。高圧洗浄機で室内の泥をかき出すため、自宅近くに大型タンクを積んだトラックを横付けしている。「飲み水は避難所でクーラーボックスに入れて持ち込んでいます」と、作業に追われながら語った。

    愛媛

     地区を流れる肱川(ひじかわ)が氾濫し、5人が死亡した愛媛県西予市野村町でも断水が続く。飲料水などは給水車の供給があるが、避難所では風呂に入れないなど不便を強いられている。

     市立野村中学校に避難している楠高男さん(77)は4日間風呂に入っておらず、ぬらしたタオルで体を拭いているという。「汗をかくから早く風呂に入りたい。水道を復旧してほしい」と訴えた。

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