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ウィンブルドン

錦織、天敵ジョコに13連敗 日本男子85年ぶりの4強ならず(スポニチ)

テニス・ウィンブルドン選手権男子シングルス準々決勝(2018年7月11日 英ロンドン・オールドイングランド・クラブ)

 男子シングルス準々決勝で、世界ランキング28位の錦織圭(28=日清食品)は自身初の4強入りを逃した。元世界1位で現在21位のノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)に3-6、6-3、2-6、2-6で敗退。日本男子として1933年の佐藤次郎以来、85年ぶりの準決勝進出はならず、天敵のジョコビッチにはこれで13連敗となった。

     ジョコビッチの壁がまた錦織の前にぐいとそびえ立った。次第に濃厚となる錦織の敗色ムード。観客も試合のすう勢を悟ったのか、サッカーW杯のイングランド戦を夜に控えていることから、第4セット終盤には「GO!イングランド」のヤジも飛んだ。

     ジョコビッチには12連敗中と相性は最悪。ただし芝では今回が初対戦で「また違った戦いになる」と気持ちを新たに臨んでいた。3回戦のキリオス戦では「芝人生で最高のプレー」と苦手にしてきた芝での戦いに自信をつかみ、ウィンブルドンでは自己最高のベスト8入りを果たした。

     さらにベスト4を懸けたこの試合はセンターコートの第1試合に入った。第1シードのフェデラー(スイス)は同時間帯で1番コート。フェデラーがセンターコート以外で試合をするのは実に3年ぶりで、大会最多優勝を誇る芝の王者を押しのけ、聖地の最高の舞台が用意された。

     第1セットの第4ゲームではジョコビッチがドロップショットを拾ってからのラリーに打ち勝って大歓声。続く第5ゲームで今度は錦織が股抜きショットから強烈なバックハンドで大喝采を浴びた。両者ともに厳しいショットの連続で、聖地のセンターコートにふさわしいスーパープレーを繰り出した。

     第1セットを落とした錦織は、第2セットも序盤は劣勢だった。第3ゲームでは0-40の大ピンチ。だがこれをしのぐと、いら立ったジョコビッチがラケットを投げて警告を受けた。精密機械のような相手が見せた動揺を見逃さず、錦織は直後のゲームで初めてのブレークに成功。第2セットを奪い返した。

     第3セットはその裏返しのような展開だった。錦織が第5ゲームで0-40のチャンスを逃し、気落ちした直後に2度のブレークを許した。4回戦よりもしっかりと右腕にテーピングを施し、このセットの途中では痛み止めも飲んだ。第4セットの最初のゲームをブレークしたものの反撃もここまで。苦手のジョコビッチに13連敗を喫し、錦織の10度目のウィンブルドンが幕を下ろした。(スポニチ)

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