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将棋

第76期名人戦七番勝負 佐藤天彦名人-挑戦者・羽生善治竜王 第6局の11

すでに勝てない局面 観戦記・椎名龍一

 羽生は1分将棋に追い込まれ、珍しく大きな駒音で[後]2二飛と竜にぶつけた。確かに高い駒音が似合う強気な一手だが、秒読みの中、やむを得ず、高い駒音につながったようにも見えた。

 図では「単に[後]5七香と打つべきでしたか」と羽生が感想を語ったが、「[先]4九玉[後]6七とに[先]2五桂打のつもりでした」と佐藤。「これが厳しいですか」と感想戦で羽生はうなずく。

 また図では[後]6七とと王手して[先]同玉[後]7七銀打[先]同桂[後]同銀不成(参考図)と勝負す…

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