会員限定有料記事 毎日新聞
ほぼ1カ月前(6月12日)に米朝首脳会談が開かれた時、多くの日本人は思ったのではないか。北朝鮮は核を捨てて経済発展をめざす戦略的な決断をした。日本も国際支援の動きに乗り遅れず日朝交渉を急がねば--。
残念ながら早合点だった。今月上旬の米朝高官協議を終えたポンペオ米国務長官も、北朝鮮の非核化は「数十年に及ぶ挑戦」だと言い始めた。協議に期限は設けないとも。
言葉尻をとらえるようだが、長官は先月半ば、2020年までに主要な非核化を終えたいと語っていた。突然…
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