ブランド再編でテコ入れ
堅調な国内需要や訪日外国人の増加で好調が続く国内化粧品業界で、カネボウ化粧品を傘下に持つ花王が苦戦を強いられている。花王の執行役員(化粧品事業担当)で、今年1月にカネボウ化粧品の社長に就任した村上由泰氏に立て直し戦略を聞いた。【聞き手・横山三加子】
--2017年のカネボウを含む花王の化粧品事業の売上高は前年比減でした。テコ入れ策はありますか。
◆国内の化粧品市場は高価格帯(5000円以上)と低価格帯(2000円以下)への二極化が進んでおり、…
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