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いじめ自殺

学校側の対応遅く ネットで「炎上」相次ぐ 

同校で記者会見を開いたものの詳細については「答えられない」と繰り返す校長や県教委幹部ら=新潟県下越地方で2018年7月12日午後5時5分、南茂芽育撮影

 「遺族の意向で答えられない」。新潟県下越地方の県立高3年の男子生徒(17)が先月末いじめを苦に自殺した可能性がある問題で、12日に記者会見した同校校長や県教育委員会はそう繰り返し、いじめの詳細を明らかにしなかった。県内ではここ数年、学校側の対応が後手にまわり、いじめによる自殺やインターネット上での「炎上」事案に発展するケースが相次いでいる。再発防止を徹底するためにも、学校側には事実関係の究明と適切な情報開示が求められる。

     会見では男子生徒が複数の生徒から会員制交流サイト(SNS)上で中傷されたり、面と向かって嫌なあだ名で呼ばれたりしていたとの調査結果が公表された。しかしSNSの種類や中傷の中身、いじめを行っていた生徒の人数などは明らかにしなかった。加害生徒らは反省の態度は示しているものの、謝罪の言葉は口にしていないという。

     県内では今年1月、県立高で女子生徒が男子生徒に衛生用品を投げる動画がインターネット上に公開され、炎上。被害生徒だけでなく加害生徒らも心に傷を負い、学校側はいじめの実態を公表し、加害生徒への中傷をやめるよう呼びかけざるをえない事態に迫られた。今回も、情報開示が限られたまま適切な再発防止策がとられなければ、更なる被害者を生み出すなどの不測の事態を生じさせかねない。

     県教委は近く、内部の第三者委員会でいじめの詳細や自殺との因果関係を調査する。【南茂芽育、井口彩】

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