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芥川賞候補作

「美しい顔」は「必然の引用」か「盗用」か

表現が似ているところは?

既刊本と類似の文章表現が多数 出版社や文学関係者で激論

 引用や参照に基づく創作か。それとも盗用か。第159回芥川賞候補となった北条裕子(ゆうこ)さん(32)のデビュー作「美しい顔」に、東日本大震災関連の既刊本と類似した文章表現が多数あり、出版社や文学関係者の間で激論となっている。【大原一城】

 「美しい顔」は講談社(東京都文京区)の群像新人文学賞受賞作で、5月発売の「群像」に掲載された。被災地の女子高校生の独白調で、取材に来たメディアへの嫌悪とおもねりが交ざった感情や肉親の死に向き合う心理をつづる。評論家らの評価も高く、芥川賞候補作にもなった。

 ところが、新潮社(新宿区)のノンフィクション作品「遺体」(石井光太さん著)や、新曜社(千代田区)が…

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