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見つめ続ける・大震災 宮城・南三陸の防災対策庁舎 「最期の場所」へ揺れる思い

造成工事で周辺に砂ぼこりが舞う防災対策庁舎。高さ12メートルの屋上では避難した職員らが津波に流されまいとアンテナを中心に円陣を組んだが、ほとんどが犠牲になった。庁舎周辺は震災復興記念公園として整備される予定だ

 東日本大震災の津波により職員ら43人が犠牲になったとされる宮城県南三陸町の防災対策庁舎を巡り、佐藤仁町長が2031年までの県有化受け入れを表明してから6月30日で3年を迎えた。保存か解体かの結論を先送りした形だが、復興に向けて激変する同町の旧市街地で取り残されたようにたたずむ庁舎の姿に、遺族たちは今もさまざまな思いを抱きながら過ごしている。

 同県気仙沼市の市街地に打ち上げられた大型漁船「第18共徳丸」や、多くの犠牲者を出した岩手県釜石市の…

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