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豊富な栄養で夏に負けない力を

 海の日を迎える頃には、マダコの水揚げが勢いづき、港はタコ色に染まる季節となります。

     「梅雨の水を吸って大きくなる」と漁師たちに言わせてきたほど、成長急なこの時に、タコ釣りを楽しむ人は多いですが、おのおので工夫する釣り針に共通する特徴はキラリと目立つ色合いです。

     これはタコが好物のカニの腹側の白さと認識し、足を伸ばして捕まえようとする捕食行動を利用した知恵。

     そんなエビやカニ、甲殻類の活動が活発となる初夏こそが「タコが沸く」と言われるほどの成長ぶりで水揚げ量が増える旬を迎えます。

     夏至から数えて11日目の半夏生はタコを食べる日でした。

     平安時代の延喜式に調として干しダコが記されたほど昔から大切な食として、また、畑で大根や芋を食べていた、など海から離れた所での伝説的な話まで語られるのもタコが親しまれてきた証し。

     夏の暑さ、日差しにも負けず、魚屋さんの店先から力強く頭を持ち上げるかのように逃げようとする姿は昔見かけた風物詩。

     水揚げ港では、タコは海へ向かって歩き出すと言われます。とはいえ中には方向音痴のタコも交じり、思わず頑張れと応援したくなる愛らしさもあります。

     栄養豊富なタコを食べて暑い夏に負けない力を授かりたいものですね。(お魚かたりべ)

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