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プラスチック危機

つながる海、牙むくゴミ(その2止) クジラは警告する さまようゴミ、食物連鎖に侵入

スペイン南東部のパロス岬に打ち上がったマッコウクジラ。体長から推定される体重の3分の1程度にやせ細っていた=エル・バリエ野生保護センター提供

 

 スペイン南東部の岬に打ち上がったマッコウクジラの体内から見つかった29キロものごみは主にプラスチックで、レジ袋やペットボトル、傘などの生活用品、その他は漁業に使うネット、農業用の温室の一部など計47種に及んだ。洗って乾燥させても19キロの重さがあった。

 死因を知るために解剖したエル・バリエ野生生物保護センターのアリシア・ゴメス・デラモーンさん(29)は、体内にプラスチックごみをためたせいで食べ物を取り込めなくなった結果、餓死に至ったとみる。このマッコウクジラの重さは約7トンで、10メートルの体長から推測できる一般的な体重の3分の1程度しかなかった。マッコウクジラは水深3000メートルまで潜ることができるとされ、主に深海にすむイカなどを捕食する。呼吸のために水面に出る際などに浮遊するプラスチックごみを誤って取り込み、排出できずに体内に積み重なった可能性があるという。

 現在世界の海にどれほどのプラスチックごみがあるのか、正確に知ることは難しい。

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