メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

中国EU首脳会議

「反保護主義」 対米連携を確認

共同声明の署名式に出席した中国の李克強首相(中央)と欧州連合のトゥスク欧州理事会常任議長(左)、ユンケル欧州委員長=北京の人民大会堂で16日、ロイター

 【北京・河津啓介】中国と欧州連合(EU)は16日、北京で首脳会議を開いた。会議後に発表した共同声明には「反保護主義」が明記された。共に米国との通商問題を抱える中国と欧州が連携強化を確認した形だ。

     会議には中国の李克強首相とEUのトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)、ユンケル欧州委員長が出席。会議後の共同会見で、トゥスク氏は同じ日に米露首脳会談も開かれることに言及し、欧州と米露中が「国際秩序の破壊や貿易戦争の開始を避ける義務がある」と訴えた。

     一方、李首相は「中国とEUが多国間主義と自由貿易を堅持する声を共に上げることは、世界に前向きな影響を与える」と強調。EUとの投資協定締結に向けた交渉を加速し、市場開放を拡大する意欲を示した。

     双方は世界貿易機関(WTO)改革の必要性でも一致。ただトゥスク氏は、欧米が共に批判する中国の外国企業への技術移転強要などを念頭に「新たなルールが必要だ」と述べ、中国との立場の違いものぞかせた。

     中国は米中関係の悪化を見据え、欧州との関係を重視している。李首相は今月ドイツを公式訪問して経済連携の強化で一致。10日には、ノーベル平和賞を受賞した民主活動家で昨年7月に事実上の獄中死をした劉暁波氏の妻、劉霞さん(57)を解放し、人権問題に関心の高い欧州諸国に配慮を示していた。

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 日産会長逮捕 ゴーン神話「数字の見栄え良くしただけ」
    2. 高校野球 誤審で甲子園行き明暗…終了一転逆転 岡山大会
    3. 全国高校サッカー 県大会 西京、5年ぶり全国切符 高川学園の猛攻しのぐ /山口
    4. ゴーン会長逮捕 日産社長「私的流用、断じて容認できない」 会見詳報(1)
    5. 日産 ゴーン会長を解任へ 「会社資金を私的に流用」

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです