メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

村松 友視・評『くろちゃんとツマと私』『ロシアの躁と鬱』

読むたびに表現の新しい型を堪能させてくれる書き手たち

◆『くろちゃんとツマと私』南伸坊・著(東京書籍/税別1300円)

◆『ロシアの躁と鬱 ビジネス体験から覗いたロシア』中尾ちゑこ・著(成文社/税別1600円)

 南伸坊が事物に出会い、咀嚼(そしゃく)してゆく刻々の自分を活写するスタイルが、ますます冴(さ)えわたってきたな……と、まずは感服した。とくに、“ツマ”とのツッコミとボケを導入しつつ、なぜこの事実が面白いのかを語るワザに、納得しながら笑いをさそい出され、シンボー流の術中にはまった快感のトゲが、次々と私の頭や心や体に突き刺さってゆく、痒(かゆ)みと痛みの連鎖がたまらない。

 タイトル『くろちゃんとツマと私』にある“くろちゃん”はオスの黒猫だが、くろちゃんと私とツマとの駆け…

この記事は有料記事です。

残り1173文字(全文1512文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 南海キャンディーズが衝撃のコンビ不仲を初告白 『しくじり先生』復活
  2. 「やめて」と制止も被告止まらず 同乗の女性証言 東名あおり事故公判
  3. 東名事故誘発 あおり公判 「パトカーにも幅寄せ」検察指摘
  4. 注意され「カチンときた」 東名あおり事故、被告人質問
  5. 東名あおり 強固な犯意「常軌逸している」 懲役18年判決

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです