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 江戸時代は今のような高齢化社会ではないが、ゆるやかな人口増加のなか元気な高齢者は多かった。浮世絵や都市図、農耕図のなかにも、孫の面倒をみる高齢者や働く高齢者が見える。農村ではとりわけ、分担する仕事が多かった。病院や高齢者施設が存在しない江戸時代の老いかたは、在宅医療と自宅での高齢生活が広がっていくこれから、見習う必要が出てくる。その要は「晩節」であろう。

 貝原益軒「養生訓」には、親を養う養老の方法や、老いていく人自身のための心がけなどが見える。「老後一…

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