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きょうのセカンドオピニオン

「酒渣」と診断、治療法は=答える人・尾見徳弥先生(クイーンズスクエアメディカルセンター)

尾見徳弥先生

答える人・尾見徳弥先生(クイーンズスクエアメディカルセンター・皮膚科)

 Q 「酒渣」と診断治療法は

     頬が真っ赤になり、医師から「酒渣(しゅさ)」と診断されました。漢方薬を飲んでいますが治りません。血管が浮き出て、悩んでいます。(和歌山県、女性、87歳)

     A レーザーも効果的

     顔の血管が浮き出て赤みの強い状態は「毛細血管拡張症」であることが多く、酒渣の一種です。名称は飲酒で顔が赤くなることにちなんでいます。寒暖の差や飲酒、肌の炎症などをきっかけに鼻の脇から頬のあたりが赤くなり、徐々に消えなくなります。進行すると発疹の一種の「丘疹(きゅうしん)」や「膿疱(のうほう)」と呼ばれる小さな吹き出物ができることもあります。

     皮脂の分泌の調節がうまくいかずに起こる脂漏性皮膚炎などが一定期間続いた場合や紫外線、加齢の影響など、考えられる原因はいくつかあります。色白の人は目立ちやすく、女性に気にする人が多いですが、中年以上の男性はほとんど毛細血管拡張症でしょう。

     火照る場合には、ぬれタオルなどで適度に冷やすのが効果的です。ただ、ぬれるとかえって肌は乾燥するので注意が必要です。火照りに効く漢方薬の「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」による治療もありますが、体質によって効き目が異なります。軽症の場合はステロイドホルモン外用剤や抗真菌剤といった塗り薬が効果がある場合もあります。ビタミンB2、B6などもありますが、効果が出にくい場合があります。

     不要な血管を除去するレーザー治療で赤みを目立たなくする方法もあります。照射するレーザーは波長によって種類があり、重度の毛細血管拡張症の一部には公的医療保険が使えます。

     予防には、日焼け止めを丁寧に塗るなどして日焼けに注意し、飲酒も控えめにしましょう。洗顔のし過ぎや強くこすることも避けましょう。【聞き手・藤沢美由紀】


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